『秀吉頂上決戦』(ゲームジャーナル 26号)より、「天王山シナリオ」をソロプレイ。
『麒麟が来る』放映時にやりたかったのだけど、コロナ禍で流れてしまっていた。
最近『タクテクス 光秀戦記』で山崎の合戦が盛り上がっている(ような気がする)ので、2年遅れでプレイしてみた。
プレイ経過
天王山方面
秀吉方:黒田官兵衛が天王山を制する。羽柴秀長がこれを支援。
山崎方面
光秀方:斎藤利三が山崎に進出。
光秀方:天王山奪取を目指して増援を送り込む。
山崎方面
秀吉方:中川清秀、高山右近、池田恒興が続々来援。
光秀方:戦力を増強して再突入。
山崎方面
秀吉方:二方面からの射撃で斎藤利三を制圧後、中川・高山が山崎に突入。
※丘陵から平地への射撃は、戦闘力+1。
山崎方面
秀吉方:山崎を突破するが、光秀の本陣まだ遠し。
あと5ターン、急がないとまずいぞ。
天王山方面
光秀方:秀吉方の突破を阻止すべく、部隊を戻したい。
が、山崎方面でカードを使ってしまうので、なかなか戻せない。
秀吉方:ついに秀吉が前線に進出。
しかし、光秀方支配地域が続いているため、中々先に進めない。
残り4ターン、光秀本陣を陥とせるか?
光秀方:天王山方面から戻した部隊が敗残兵を収容し、本陣前の下植野に防壁を築く。
下植野を突破するため、三方からの射撃を目論む。
下植野東まで長駆して守りが手薄になった(裏面になった)秀吉隊に、下植野から銃弾の雨!
「退かぬ、総大将に後退はない!(サドンデス負けになるから)」
仁王立ちの秀吉の額を、銃弾が貫いた---
戦評
秀吉方は自軍が押しまくる局面が続いたため、「行動完了後は脆弱になる(防御力が低下し、損害をステップロスで吸収できない」という基本に鈍感になっていた。
一方で、光秀方支配地域での進軍は思うに任せず、焦りも生じていた。
これが「秀吉自ら前線に出馬して一気に決着」という発想につながり、一瞬の隙を突かれてしまった。
コメント
スタック制限があるため、通常の戦闘では相手に恒久的な損害を与えることが難しい。
ステップロスだけでは、回復カードやターン終了で簡単に表返ってしまう。
「突撃-射撃」コンボや「別動隊-射撃」コンボで、 回復の暇を与えずに損害を恒久化することが重要。
ルールの注意点
12.0 エリアの支配
(2)ゲームターン中のいずれかの瞬間に、あるエリアに最低自軍1ユニットがあり、かつ相手プレーヤーのユニットが1ユニットもない場合、そのエリアの支配を得る。(赤字は引用者)
従って、無人にエリアに入っただけ、通過しただけでも、エリア支配が成立する。