三国志『官渡戦役』(CMJ146)をソロプレイする

2022年10月19日水曜日

ゲーム

t f B! P L
 コマンドマガジン146号より、三国志『官渡戦役』を第3ターンまでソロプレイする。

第1ターン
顔良が〔騎兵の活用〕で済陰に侵攻。
守将の程昱は敗れて負傷退場。
曹操側は、曹操自身が昌邑に出陣し、顔良を撃退。
顔良は蒼亭に退却したかったのだが、袁紹側支配エリアでないため、さらに陽平まで退却。
陽平→蒼亭は障害ライン越しのため、蒼亭には〔騎兵の活用〕によるオーバーランが成立しない。
ルール(9.3)により曹操側支配マーカーが除去されるだけで、袁紹側支配マーカーは置かれない。


曹操がいなくなった隙に、淳于瓊が渡河して白馬に侵攻。
守将の劉延は戦闘前退却に失敗して討死。
曹操、昌邑から取って返し、淳于瓊を対岸に押し戻す。

第1ターン終了時
曹操側では、顔良に敗れて療養中の程昱に替わり、張遼が済陰の守備についた。
全体的な構図は、ゲーム開始時とあまり変わらない。

【士気変化】
曹操側:劉延を討ち取られたので-1。
袁紹側:劉延を討ち取った+1と支配区域の-1で±0。
このゲーム、敵将を討ち取る以外に士気を上げる手段はない。

第2ターン 
文醜が鄴から陽平に兵力を運び、顔良がこれを指揮して再び〔騎兵の活用〕で済陰に侵攻。
「ワシを相手に騎兵とは片腹痛し」
と、張遼が顔良を蒼亭まで押し戻す。
(今回は、戦略カードを使って事前に支配マーカーを置いておいたので、退却はここまで)

第2ターン終了時
袁紹側は、張郃が汲、袁紹が河内に進出し、渡河北上の構えを見せる。
曹操側も夏候惇で対抗したいのだが、戦略値が3なのでなかなか動かせない。

【士気変化】
曹操側:支配区域の0。
袁紹側:支配区域の-1。

第3ターン
袁紹、ついに渡河して敖倉に進出。
後詰として、張郃も原武に進出。
曹操側、〔郭嘉〕で曹操を騎兵チェンジし、張郃を攻撃。
「ワシばっかり働かせおって。徐晃は、楽進は何やっとるんじゃあ!」
ふたりとも、このゲームには登場しません。
「何じゃとぉ~」
代わりというわけではありませんが、頼もしい助っ人を呼んであります。
乞うご期待。

張郃、あえて延津で迎撃せず、原武で曹操を待ち構える。
ここで隣エリアの袁紹が迎撃に成功していれば、合計戦力は12。
曹操が戦術値修正(3)をすべて防御に振り向けても、全滅する危険があった。
が、袁紹の迎撃は(やっぱり)失敗。

張郃「曹操ごとき、ワシひとりで十分よ。
ん、あれは...げええ、何故ここに関羽が!?」
関羽の青龍刀が一閃、張郃は負傷して戦線離脱。
指揮官を失った残兵は、ボロ負けして河内に退却。
曹操もこれを追って渡河し、河内に侵攻。
原武と河内が曹操側支配エリアになり、補給線が切れた袁紹は兵力が半減(8→4)。
第3ターン終了時
曹操と袁紹、双方入玉状態。
曹操は統率兵力が3しかなく、少々首が寒い。
とはいえ、袁紹側にはこれを撃退できる武将がいない。
沮授は戦略値が大きすぎ、顔良は〔騎兵の活用〕を使っても届かない。
そして袁紹は、自力でも他力でも、補給路を通す術がない。
敵中に孤立し、このまま立ち枯れだな...

戦 評
袁紹は統率兵力が大きいので、「進めば何とかなるだろう」と軽く考えたのが大間違い。
作戦値3のカードを手元に残し、「まさか」の事態に対応できるようにしておくべきであった。

コメント
一言で表せば《曹操劇場》ゲーム。
酒見賢一は曹操を、なんでも自分が前に出たがる「主演男優病」と評したが、このゲームはまさにそれ。
自分より有能な武将がいないのだから仕方ない。
袁紹側も、曹操を止めるだけの兵力を統率できるのは袁紹だけ。
なので、曹操vs.袁紹の直接対決は結構発生するのではないか。

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