『TANKS β』（WGHB2019）をソロプレイする

ウォーゲームハンドブック2019より、『TANKSβ』「シナリオＡ」をソロプレイする。
ドイツ軍は４両、ソ連軍は９両。
ずいぶん差があるが、それだけ性能が違う。
先に敵ユニットを半分以上破壊した側が勝利。

両軍、マップの両端から登場し、徐々に距離を詰める。
ソ連軍は軽戦車（Su-76）３両を別働隊にして、ドイツ軍の分散を図る。

距離10ヘクス。
「おい、森の向こうに何か見えたぞ」
「あれ、よく見るとここ、射線が通ってね？」

ソ連軍
「急いで森の中に退避～」
ドイツ軍
「撃てば撃破できるかもしれないんだけど、６ゾロだと弾薬切れ（勝利条件上は破壊と同じ）だしなあ。どうしようかなあ」
「迷っている場合か、さっさと退避しろ」

端っこのSu-76は手頃な遮蔽物がないので、後退して距離を取る。
ドイツ軍のⅢ号２両はそれを追い、移動してから射撃。
距離３だと10以下で命中。
前進射撃の+2、小型目標の+1の修正を加えても7以下。

「命中、撃破。まず１両！」
ドイツ軍を分散させたのは目論見どおりだが、早くも１両撃破...

さて、Ⅳ号（２両）とT34（４両）、森に隠れて撃ち合い。

T34、１両撃破。
ソ連軍「うお～、なんでこっちの弾は当たらんのじゃあ！」
そりゃまあ、射撃性能が違うから。

森の防御修正を加えると、ドイツ軍は7以下で命中だが、ソ連軍は4以下。
射撃表は、よく確認しておきましょう。

「距離を詰めないと当たりゃあしない。出るぞぉ」
「KV-1の合流を待ったほうが...」
「それまでもちこたえられん。吶喊～！」

３両のT34が森から出たところで、Ⅳ号の防御射撃で２両が撃破。

最後の１両は、前進射撃でⅢ号を側方から射撃。
ソ連軍の前進射撃は+3修正なので、この距離でも命中は4以下。
「やった、撃破！」

が、反撃もここまで。

次のターンのドイツ軍の準備射撃で集中砲火を浴び、計５両撃破でゲーム終了。

戦　評
両軍戦車の射撃能力差が大きい。
ソ連軍というと、数を恃んで平押しすれば...と思ったが大間違い。
広く分散して物陰に潜み、こそこそ作戦を徹底させるべきであった。

コメント
本作はお試し版ながら独ソ米英計16種の戦車が収録されている。
戦車の種別ごとに「得点」が設定され、バランスの取れた自作シナリオが作れるようになっている。
最も得点が高いのはパンテルＧ（20点）、T34/76（３点）７両分に匹敵する。
いちどは使ってパンテル無双してみたいものだ。