コマンドマガジン第183号より、『真・三十年戦史』「騎士及び農民戦史」シナリオをソロプレイする。
全8ターン中、第3ターンまで。
選択ルール「宗教改革」を採用。
前回
『真・三十年戦史』(CMJ183)「シュマルカルデン戦争」シナリオをソロプレイする
セットアップ
「シュマルカルデン戦史」シナリオから、リーダーユニット8個を使用。フィリップ一世は、自分の宗派が新教で、
「騎士及び農民戦史」シナリオでは旧教陣営だが、
「シュマルカルデン戦史」シナリオでは新教陣営になる
「騎士及び農民戦史」シナリオでは旧教陣営だが、
「シュマルカルデン戦史」シナリオでは新教陣営になる
というややこしい人物である。
第1ターン
旧教側のリシャートが守るプファルツに、新教側のジッキンゲンとウルリヒが侵入。
このシナリオ、プファルツを勢力地域とするリーダーが非常に多い。
→ 旧教側が撤退・敗走。
ターン終了時
旧教側
オーストリア(2)+バイエルン(2)+ヴェストファレン(1)=5VP
新教側
オーストリア(2)+バイエルン(2)+ヴェストファレン(1)=5VP
新教側
プファルツ(1)+★★ユニットの除去(1)=2VP
→ 旧教側+3VP
※★★リーダー除去によるVPは忘れがちなので注意。
係争地のバイエルンには、
旧教側がゲオルク・トルフゼス、
新教側がアルゴイ一揆を出陣させる。
ルターはザクセンにいる。
ザクセンは新教エリアなので、新教陣営が支配した場合にはVP+1。
しかしこの地のフリードリヒ三世は、自分の宗派は新教だが、所属陣営が旧教なので、支配してもボーナスはない。
ちょっと混乱する。
第2ターン
旧教側がヴェストファレン-ブランデンブルク-ザクセンを支配すると、河川連結で6VPになる。
新教側はこれを防ぐため、ヴェストファレンとブランデンブルクに侵入。
ヴェストファレン
フィリップ一世の武勇(3)が兵力の劣勢を跳ね返し、新教側を戦死・撤退させる。
戦死したフッテンはゲッツに転生。
ブランデンブルク
シッキンゲンが旧教側を敗走させる。
ターン終了時
旧教側
オーストリア(2)+バイエルン(2)+ヴェストファレン(1)+ザクセン(1)+ロートリンゲン(1)=7VP
新教側
新教側
プファルツ(1)+★★ユニットの除去(1)=2VP
→ 通算:旧教側+8VP
カール五世、スペインを出立してロートリンゲンに進出。
指揮兵力が5に膨れ上がる。
第3ターン
ザクセン
新教側のジッキンゲンが、フリードリヒ三世を敗走させる。
ヴェストファレン
旧教側のフィリップ一世が、フランクフルト一揆を敗走させる。
プファルツ
旧教側のカール5世が、ヘルマン5世とウルリヒを敗走させる。
得点計算
旧教側オーストリア(2)+バイエルン(2)+ヴェストファレン(1)+ロートリンゲン(2)+プファルツ(2)+★★ユニットの除去(1)=10VP
新教側
ブランデンブルク(2)+ザクセン(2)+★★ユニットの除去(1)=5VP
→通算:旧教側+13VP
ターン終了時
このシナリオにおけるカール五世は圧倒時に強い。
新教陣営は、次ターンでマップから消滅するかもしれない。
レベルが違いすぎて、「子ども喧嘩に親が介入」感がある。
いや、「弟の喧嘩に兄が介入」というべきか。
いや、「弟の喧嘩に兄が介入」というべきか。
(ちなみに史実では、カール五世は騎士戦争にも農民戦争にも介入していない。)
選択ルールで登場させたルターはネーデルラント、ロヨラはベーメン、カルヴァンはハンガリーにいる。
今回は勝敗の帰趨に全く影響しなかった。
新教陣営の主人公ともいうべきミュンツァーは登場しなかったので、
「血戦!!トーマス・ミュンツァー」
という副題は付けなかった。
ミュンツァーを含む農民一揆ユニットはランダムで引くので、ゲーム終了まで登場しない可能性がある。