映画『ロスト・キング』公開記念。
★★★武将3人(ひとりは「錯乱」状態だが)と★★武将1人を擁するランカスター派に対し、ヨーク派はヨーク公リチャード(以下「リチャード太郎」)1人だけ。
これに、ランカスター派2人・ヨーク派3人の中立武将をランダムで配置する。
今回は、両派の中立武将がいきなりNM(SouthMidland)で激突。
これに、ランカスター派2人・ヨーク派3人の中立武将をランダムで配置する。
今回は、両派の中立武将がいきなりNM(SouthMidland)で激突。
ここはVP2の要地なので、捨て置くわけにはいかない。
第1ターン
ヨーク派のリチャード太郎とランカスター派のサマセット伯エドマンド・ボーフォート(以下「エド」)が、ともにNMに救援に赴いて激突。リチャード太郎「オラオラ、史実どおりここで息の根を止めちゃらあ!」
エド「ちっ、傷が浅いうちに撤退じゃ」
リチャード太郎「討ち漏らしたか。ウォリックがいればのぉ」
ターン終了時ランカスター派のマーガレットがロンドン支配に成功。
第1ターン
ヨーク派のリチャード太郎とランカスター派のサマセット伯エドマンド・ボーフォート(以下「エド」)が、ともにNMに救援に赴いて激突。リチャード太郎「オラオラ、史実どおりここで息の根を止めちゃらあ!」
エド「ちっ、傷が浅いうちに撤退じゃ」
リチャード太郎「討ち漏らしたか。ウォリックがいればのぉ」
ターン終了時ランカスター派のマーガレットがロンドン支配に成功。
VPはヨーク:4、ランカスター:5
ランカスター派はさらに、貴族登場フェイズでNW(NorthWest)、Yo(Yorkshire)と北部に勢力を広げる。
ヘンリー6世は「錯乱」から回復せず。
第2ターン
ヨーク派はリチャード太郎、ランカスター派はエドに6戦力を集中させている。
一方が動くともう一方がその隙を衝くので、両者なかなか動けない。
そんな中、ランカスター派はバッキンガム公ハンフリー・スタフォード(以下「バッキー」)がWM(WestMidland)に侵攻。
これに対し、ヨーク派はSW(SouthWest)から援軍を向かわせる。
主導権を持つランカスター派は、最後の行軍でエドもSWに入り、ヨーク派を退ける。
ターン終了時
マーガレット、またもロンドン支配に成功。
ランカスター派はWMや、新規支配した北部のYoとあわせて大量10VP。
ヨーク派のVPは前ターンと変わらず4のままなので、通算のVP差は7に拡大。
通算VP差が10に達するとサドンデス終了である。
さらに、ヘンリー6世は「錯乱」から「健康」状態に回復。
第3ターン
ヨーク派、ついに主導権を取る(主導権数:6)。
リチャード太郎が、WM奪回に動く。
これを皮切りに、両派の大兵力がWMに集結。
ヨーク派:21、ランカスター派:16
太平記システムでは、主導権数が多いときにしばしば発生する。
エド「あ、こいつぁやべぇ」
リチャード太郎「気づいたか、エド。
ワシと貴様は、軍事力は2で互角だが、指揮力は、ワシが8で貴様が5。
大兵力の戦闘では、ダイスを最大8つ振れるワシが圧倒的に有利!」
劣勢ながらも6を出しまくって兵力差を縮めるエド。
しかし、次第に指揮力の差が出て兵力を削られる。
エド「むむむ...やむを得ん、撤退じゃ」
バッキー「そら無理じゃ」
エド「なんでや」
バッキー「武将が2人以下にならんと、撤退はできんやろが」
エド「しまった、忘れとったあ!」
しかも、損害は軍団コマから適用していくので、武将が2人以下というのは壊滅寸前の状態。
太平記システムでよくある大敗パターンである。
リチャード太郎「最後の追撃で、ふたりとも討ち取ったる」
が、ダイス目がふるわず、エドとバッキーは命からがら退却。
ターン終了時
大敗にも関わらず、ランカスター派はロンドンを維持。
貴族登場フェイズで、ヨーク派は王族武将2人が登場。
マーチ伯エドワード
通称エディ。リチャード太郎の長男にして、ヨーク派のエース。
後のエドワード4世。
ラトランド伯エドマンド
ランカスター派はさらに、貴族登場フェイズでNW(NorthWest)、Yo(Yorkshire)と北部に勢力を広げる。
ヘンリー6世は「錯乱」から回復せず。
第2ターン
ヨーク派はリチャード太郎、ランカスター派はエドに6戦力を集中させている。
一方が動くともう一方がその隙を衝くので、両者なかなか動けない。
そんな中、ランカスター派はバッキンガム公ハンフリー・スタフォード(以下「バッキー」)がWM(WestMidland)に侵攻。
これに対し、ヨーク派はSW(SouthWest)から援軍を向かわせる。
主導権を持つランカスター派は、最後の行軍でエドもSWに入り、ヨーク派を退ける。
ターン終了時
マーガレット、またもロンドン支配に成功。
ランカスター派はWMや、新規支配した北部のYoとあわせて大量10VP。
ヨーク派のVPは前ターンと変わらず4のままなので、通算のVP差は7に拡大。
通算VP差が10に達するとサドンデス終了である。
さらに、ヘンリー6世は「錯乱」から「健康」状態に回復。
第3ターン
ヨーク派、ついに主導権を取る(主導権数:6)。
リチャード太郎が、WM奪回に動く。
これを皮切りに、両派の大兵力がWMに集結。
ヨーク派:21、ランカスター派:16
太平記システムでは、主導権数が多いときにしばしば発生する。
エド「あ、こいつぁやべぇ」
リチャード太郎「気づいたか、エド。
ワシと貴様は、軍事力は2で互角だが、指揮力は、ワシが8で貴様が5。
大兵力の戦闘では、ダイスを最大8つ振れるワシが圧倒的に有利!」
劣勢ながらも6を出しまくって兵力差を縮めるエド。
しかし、次第に指揮力の差が出て兵力を削られる。
エド「むむむ...やむを得ん、撤退じゃ」
バッキー「そら無理じゃ」
エド「なんでや」
バッキー「武将が2人以下にならんと、撤退はできんやろが」
エド「しまった、忘れとったあ!」
しかも、損害は軍団コマから適用していくので、武将が2人以下というのは壊滅寸前の状態。
太平記システムでよくある大敗パターンである。
リチャード太郎「最後の追撃で、ふたりとも討ち取ったる」
が、ダイス目がふるわず、エドとバッキーは命からがら退却。
ターン終了時
大敗にも関わらず、ランカスター派はロンドンを維持。
貴族登場フェイズで、ヨーク派は王族武将2人が登場。
マーチ伯エドワード
通称エディ。リチャード太郎の長男にして、ヨーク派のエース。
後のエドワード4世。
ラトランド伯エドマンド
通称マン次郎。エドワードの弟なんだが...
リチャード太郎「軍事力が1しかないのがなあ...
裏面のリチャード次郎(後のリチャード3世)は軍事力3なんじゃが」
エディ「だからというて、自殺攻撃なんぞさせちゃアカンですぜ」
リチャード太郎「おまえ、ワシをそんな人でなしだと思うとるんか?」
エディ「捕らわれてロンドン塔で処刑されたら、VPを取られますけんのォ」
リチャード太郎「いまのVP差だと、サドンデス負けの危険もあるわなァ」
リチャード太郎「軍事力が1しかないのがなあ...
裏面のリチャード次郎(後のリチャード3世)は軍事力3なんじゃが」
エディ「だからというて、自殺攻撃なんぞさせちゃアカンですぜ」
リチャード太郎「おまえ、ワシをそんな人でなしだと思うとるんか?」
エディ「捕らわれてロンドン塔で処刑されたら、VPを取られますけんのォ」
リチャード太郎「いまのVP差だと、サドンデス負けの危険もあるわなァ」
(ヨークVP7、ランカスターVP8なので、通算VP差は8まで開いている。)
エディ「マン次郎を突っ込ますんは、ワシらがロンドンを支配するまで待ってつかあさい」
マン次郎「オヤジもアニキもホンマもんの人でなしじゃあ!」
一方、ウォリック伯リチャード・ネヴィルはランカスター派で登場。
リチャード太郎「なんでじゃあ! ウォリック、2人で天下を取ろうと誓ったやないか...」
コメント
太平記システムのゲームは多いが、どれもオリジナルの『太平記』とは微妙に違っている。
本作は、その中でも最もオリジナルに近いのではないかと思うが、それだけに細かい差異を見落としがちといえる。
気づいた点を以下に挙げておく。
■武将の討ち取り
太平記:★★★は2VP、★★は1VP。
薔薇戦争:VPにならない。ただし、★★★をロンドン塔で処刑すると2VP。
■行軍
太平記:同じ武将が行軍できるのは、1ターン1回だけ。
薔薇戦争:制限なし。
エディ「マン次郎を突っ込ますんは、ワシらがロンドンを支配するまで待ってつかあさい」
マン次郎「オヤジもアニキもホンマもんの人でなしじゃあ!」
一方、ウォリック伯リチャード・ネヴィルはランカスター派で登場。
リチャード太郎「なんでじゃあ! ウォリック、2人で天下を取ろうと誓ったやないか...」
コメント
太平記システムのゲームは多いが、どれもオリジナルの『太平記』とは微妙に違っている。
本作は、その中でも最もオリジナルに近いのではないかと思うが、それだけに細かい差異を見落としがちといえる。
気づいた点を以下に挙げておく。
■武将の討ち取り
太平記:★★★は2VP、★★は1VP。
薔薇戦争:VPにならない。ただし、★★★をロンドン塔で処刑すると2VP。
■行軍
太平記:同じ武将が行軍できるのは、1ターン1回だけ。
薔薇戦争:制限なし。