『清盛軍記』(WGJ12号)保元の乱シナリオをソロプレイする

2024年3月20日水曜日

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大河ドラマ『光る君へ』を扱ったシミュレーションゲームはもちろんない。
代りに、京都が舞台で藤原氏が出てくるゲームということで、ウォーゲーム日本史第12号『清盛軍記』から保元の乱シナリオをソロプレイする。
(時代的には将門の乱のほうが近いのだが、あれは関東だし)

セットアップ
戦力は、西軍が圧倒的に有利。
東軍は、ほとんど白河殿(マップ右上)にしかいない。
ちなみに、藤原道長が住んでいたのは土御門殿(マップ☆印)。

第1ターン
東軍(崇徳方)は、為朝の夜襲策を採用。
先攻で2回連続で行動できる。

東軍源氏、六波羅邸の西軍平氏を攻撃。

東軍平氏も続いて攻撃。

西軍、信西が調略を試みるが失敗。

東軍、藤原頼長が為朝らを回復させる。

西軍、今度は後白河が調略に失敗。
清盛「そろそろ行動したいんですが...」

東軍、先ほど回復した為朝らが攻撃し、頼盛を討ち取る。

西軍、ついに清盛率いる本隊が動く。

ターン終了時
勝利点
東軍は敵の討ち取りにより3点を獲得。
 平頼盛(2点)+平宗清(0点)+平基盛(1点)
邸宅エリアの保持
東軍は2ヵ所保持したので、あと1ヵ所保持すれば勝利。
終了チェック
ダイスは2。
これが累積9になると、東軍勝利で終了。

なお、《上洛》アクションは省略している。
短期決戦なので大勢に影響がない割に処理が面倒なので。

第2ターン
西軍、清盛率いる主力が為朝らを攻撃。
邸宅に対する攻撃はダイスが1不利になる。

西軍、後白河の調略で源親治が西軍に寝返らせる。
これで、邸宅3ヵ所確保による東軍勝利が遠のく。

ターン終了時
終了チェックのダイスは5(累積7)。
次ターンで終了しそう。

第3ターン
西軍、清盛勢が東軍源氏を攻撃。

東軍、崇徳の調略で東寺(マップ左下)の源季実を寝返らせる。
これにより、邸宅3ヵ所確保の見込みが復活。
調略が成功した場合、調略マーカーを寝返ったユニットに載せる。
調略されたユニットが増えてくると、誰がどちらの陣営なのか分かり難くなってくる。

東軍、白河殿に迫ってきた義朝を攻撃。
源氏が河原エリアを攻撃するので、ダイスが1有利になる。
さらに、ダイス目1は自動成功の追加損害。
義朝勢は行動済(裏面)だったので大ダメージ。
上総広常も討ち取られる。

ターン終了時
終了チェックのダイスは1(累積8)。
藤原頼長「まだ続くんかい!」

第4ターン
このターンを凌げば東軍の勝利。

西軍、またまた清盛勢の全力攻撃。
為義と頼賢を討ち取る。

東軍、義朝を討ち取る。

西軍、藤原忠通が清盛勢を回復させる。
清盛「よっしゃ、為朝に止めを刺す!」
重盛「まあ、それで勝てるわけじゃないですけどね」
清盛「うるせぇ!」


しかし、平氏が行動できないままターン終了。

ターン終了時
持ちこたえたので東軍の勝利。

第1ターンの選択
為朝の夜襲策を採用すると、東軍2回連続で行動できる。
しかし、主力である源氏軍が行動できる確率は2分の1。
行動すれば普通に行動済になるので、源氏軍が2回連続で行動できるわけでもない。
なので、さほど有利になるわけではない。
夜襲策を採用しなかった場合、本陣である白河殿の防御力が+2される。
短期決戦であるから、こちらのほうが良いのではないか。

コメント
戦力は西軍が圧倒的に有利だが、勝利条件が厳しい。
最短2ターンで終了するので、達成は難しいのではないか。

討ち取られた方々
河内源氏は壊滅し、為朝は琉球に渡った。
義朝が関東に築いた足場も消え、平家は長い繁栄を謳歌した。
平家一門の娘を娶ってそれなり穏やかな日々を送る頼朝だったが...
「兄上!」
「誰だオマエ」
「はっはっは、弟の九郎殿ですよ」
「オマエも誰だ。それに、そのされこうべは何だ」

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