『応仁記』(WGJ26号)をソロプレイする

2024年3月23日土曜日

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『室町無頼』映画化を記念して、ウォーゲーム日本史第26号より『応仁記』を1ターンだけソロプレイする。

セットアップ
馴染みの薄い武将や地名が多いので、結構大変。
『清盛軍記』のようにエリアコードを振ってほしかった。

第1ターン

地方フェイズ

斎藤妙椿が東山、専修寺門徒が北陸から上洛。

大内政弘が山陽、河野通春が南海から畿内に移動。

足軽フェイズ
武将の統率を離れた足軽が跳梁する。
一方、寺社にいる武将は(嫌でも)足軽を雇わされる。

洛中フェイズ

畠山義就、小川屋形の畠山政長を攻撃。
小川屋形は御殿エリアなので防御力+1だが、足軽の狼藉により-1されているため、±0。
このゲームでは、攻撃できるのは武将ユニットだけ。
統率下の国人や足軽は損害吸収にしか使えない。

忘れがちなルールとして、「屋敷エリアにその所有者がいる場合は防御力+1」というのもある。

細川勝元、畠山義就を攻撃。
攻撃ダイスの1は自動成功かつ2ダメージを与える。
義就統率下の国人ユニットは4ダメージを吸収し、地方ボックスに戻る。

緊急上洛で大内政弘が上洛。

両軍とも8の目を出し、どちらも「大名及び被官が行動」が出来なかったので、連続パスでターン終了。
この行動は、
 (a)大名とその被官を両方行動させなけばならない
 (b)大名とその被官の一方だけを行動させれば良い
のどちらであるか分かり難いのだが、今回のプレイでは(a)を採った。
被官はユニットは意外と少ないので、パスになってしまう可能性は結構高い。

ゲーム終了時
VP計算

■武将討死
 なし。
 戦闘で除去されても、死亡チェックで6を出さないと討死にはならないので、あまり討死は発生しない。

■エリア支配
 御殿エリアと屋敷エリアの支配数優越によってVPが発生する。
 
・御殿エリア支配
 東軍3、西軍1 → 東軍にVP+2
・屋敷エリア支配
 東軍2、西軍1 → 東軍にVP+1
合計:VP東軍+3

特殊能力
特殊能力を持つ武将も多いのだが、使うのをすっかり忘れていた。
■調略
公方の調略は確率1/2で成功するが、「将軍御教書」(ピンゾロ)の場合にしか使用できない。
細川勝元は1/3、その他の武将は1/6なので、あまり高くはない。

■回復
FAQに大変重要なことが書いてある。
なお、回復能力を持つ公方・大名ユニットが回復を行うことができる武将ユニットは、以下の条件の通りです。

(1)公方である「足利義政」は全ての武将ユニットを回復させることができます。
(2)★★★の大名である「山名宗全」「大内政弘」は★★大名か★被官の武将ユニットを回復させることができます。
(3)★★の大名である「畠山政長」「斯波義敏」「一色義直」は★被官ユニットのみを回復させることができます。
つまり、回復能力を持つ武将が互いに回復させあって延々と手番を続ける、という事態は発生しない。

FAQにはこんなことも書いてある。
Q:「洛中行動表」のサイの目、11・12の帰国は、行動済の武将でも可能なのでしょうか。
A:行動を行っていない駒しかできません。もし対象の駒がない時は「パス」することになります。
戦闘力が高い武将
猛将のイメージがある山名宗全と畠山義就の戦闘力は3。
戦闘力4以上は被官のみ。
ちなみに多賀高忠は京極氏の重臣で、京都所司代を務めた。

特殊人物マーカー
一休宗純
このマーカーが存在するエリアから/に対しては攻撃できない。
今回は、両軍の本陣の間にある実相院に置かれたため、両軍主力の直接対決が発生しなかった。

日野富子
ターン終了時にこのマーカーが存在するエリアにいる武将は、関銭を取られる。
★の数だけVPを失うので、かなり痛い。
今回は、マップの端にいたので影響がなかった。

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