『永禄辛酉 川中島合戦』(CMJ174)をソロプレイする

2024年1月1日月曜日

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『信玄vs.謙信 川中島血戦』(CMJ174)をソロプレイする
https://kowkowkowsblog.blogspot.com/2023/12/vscmj174.html
に続き、新版ルールのほうをソロプレイする。

セットアップ
武将名表記が、旧版では諱だったのが、新版では通称になっている。
例)高坂昌信→高坂弾正
しかし、それでは分かり難い武将も多いので、本稿では諱で表記する。

第1ターン
武田援軍ダイスは5。
5ユニットが山中に登場。
ダイス目が大きい(5・6)と登場ユニット数も多くなるが、登場位置が山中になってしまう。
交互に1ユニットずつ移動&戦闘するのは旧版と同じ。

防戦側の武田軍がまず「回復」を宣言し、疲労したユニットを表返す。
このユニットに再攻撃されるのは嫌なので、上杉軍も次の手番で「回復」を宣言。
これでターンが終了。
出遅れた上杉本隊は移動せずに終わる。

第2ターン
上杉本隊が渡河。
強力な柿崎景家が武田軍の側面を圧迫する。
旧版でも強かったが、新版では武田軍ユニットが軒並み弱体化しているため、鬼のように強くなっている。
武田援軍も渡河。
上杉軍信濃衆の潰走を狙う。
※勝利条件は、敵総大将の討ち取りか、敵軍集団2つ以上の潰走。

第3ターン
妻女山から戻った真田幸隆(※)が村上義清を討ち取る。
(※)当時は「幸綱」が正しい。
これで信濃衆が潰走。
両軍の壊滅ユニット数が4ユニットで並ぶ。
ここで謙信が武田本陣に切り込む。
謙信「信玄坊主、討ち取ったり! はっ...これは影武者!?」

討ち取られたのは、信玄の弟の信廉。
信玄によく似ているので、影武者を務めたといわれる。
(ゲームに影武者ルールがあるわけではありません。)

信玄「信廉の仇、謙信を押し包んで討ち取れ!」

戦闘結果表上、武田軍が「突撃」で謙信討ち取ることは不可能。
しかし、退路のない状態で「総懸り」(新版で追加された多対多戦闘)を仕掛けられるとヤバいかもしれない。
上杉軍、ここで「回復」を宣言してターンを終了させる。

第4ターン
ターンの手番は常に上杉軍から開始する。
謙信は「突撃」の連続で武田軍の包囲を食い破る。

柿崎・直江・中条がジェットストリームアタックで山本勘助を攻撃。
勘助、低い戦力値でよく持ちこたえるが、たまらず討死。
信玄「これはヤバい、脱出だ」
謙信「逃げるか、勝負せい!」
信玄「このゲームでは、ワシのユニットはとっても弱いんじゃ。一騎討ちなんぞできるか!」
両軍とも、敵方総大将の討ち取りはまず無理な状態になった。
あと2ターンで、敵の軍集団2つを潰走させるのもまず無理。
最終第6ターンを待たずに、これにて引き分け終了。

コメント
両軍とも、勝利条件を達成するのは難しいように思う。
史実の第4次川中島合戦も、このゲームの勝利条件に照らせば引き分けである。
(まあ、それはその通りだと思う)

「総懸り」について
「総懸り」は、新版で追加された、多対多の戦闘ルール。
旧版の戦闘ルールは「突撃」と整理されている。
「突撃」のほうが効果が高いので、上杉軍(全般的にユニット戦力値が高い)は「突撃」を使うだろう。
「総懸り」を使うべきは武田軍だが、使いどころが難しい。
接敵している全ての自軍ユニットが攻撃することになるので、戦力比が不利な戦域でも攻撃しなければならない。
結局、今回のプレイでは1回しか使わなかった。
本隊と増援部隊で大きく上杉軍を包囲した状態で使い、不利な戦域での損害は甘受する、という形になろうか

その他
「三枝新十郎」の初期配置ヘクスが2つある。
2024.01.05追記
ルールの読み落とし。
新版では、(突撃も総懸りも)後退できなくとも壊滅することはない。
しかしそれだと、総懸りではほとんどダメージを与えられないように思うのだが。

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