『信玄vs.謙信 川中島血戦』(CMJ174)をソロプレイする

2023年12月31日日曜日

t f B! P L
コマンドマガジンに日本版174号より、『信玄vs.謙信 川中島血戦』をソロプレイする。
https://commandmagazine.jp/com/174/index.html
旧版ルールが『信玄vs.謙信 川中島血戦』
新版ルールが『永禄辛酉 川中島合戦』

セットアップ

第1ターン
互いに1ユニットずつ移動してマストアタック。
盤上配置されているのは40ユニットほどだが、その半分くらいは戦闘するので、20回くらいはダイスを振ることになる。
このターンの妻女山夜襲隊は山中から登場。

第2ターン
このターンの夜襲隊も山中から登場。
道に迷ったのか。
行動したユニットは裏返って防御力が低下するので、敵手番で攻撃される。
すると、今度は攻撃したユニットの防御力が低下するので、やはり敵手番で攻撃される。
これが脊髄反射敵に繰り返される。
計画的に波状攻撃しなさいとルールブックにも書いてあるのだが、戦場では正常な判断ができないのであろう。

第3ターン
このターンの夜襲隊は、ようやく平地から登場。
全6ターンなので、半分終了したことになる。

上杉軍は左翼から攻め寄せて押せ押せだが、決定打が出ない。
単に武田軍が反対方向に退却しているだけのようにも見える。
しかも、左翼第2列は接敵できず遊兵化している。
やはり鶴翼で武田軍を包むべきであったか。
壊滅させた敵軍ユニット数の差は〔上杉:+2〕。
+5でターンを終わるとゲーム終了。

第4ターン
壊滅ユニット差は〔上杉:+4〕。
「あと1ユニット!」と意気込むも攻め切れない。
無条件で「壊滅」の結果を出すのは難しいので、退路を断った状態で「敗走」「後退」を狙うべきなのだが。
謙信「ええい、これでは埒が明かん!」
と、武田軍の背後に回り込もうとする。

第5ターン
柿崎衆が山本勘助を攻撃。
結果は「後退」だが退路がないので壊滅。
これで〔上杉:+5〕。
謙信「じゃあパス」
信玄「あ、ひでえ」
謙信「このまま守り切れば勝ちだもん」

下手に行動すると裏返って防御力が低下するので、合理的な選択ではある。
上杉謙信がそれでいいのか、という気はするが。

高坂昌信「お屋形さま、お待たせしました」
ようやく妻女山から戻った夜襲隊が上杉軍の横腹を衝く。
甘粕景持を討ち取り、〔上杉:+4〕に押し戻す。
謙信「しぶとい奴らだ。ワシ自ら止めを刺してくれる」
信玄「来いやあ!返り討ちにしたる」
だが、謙信が攻撃したのは内藤昌豊。
信玄「何でこっちに来ないんだよ」
謙信「戦力差ゼロじゃ、一撃で壊滅させられないんだもん」

謙信、戦力差2で内藤昌豊を攻撃し、結果は「敗走」
→退路がないので壊滅。
これでまた〔上杉:+5〕。

信玄「このまま終われるか」
原昌胤が謙信の後に回り込んで攻撃。
戦力差ゼロだが、謙信には退路がない。

信玄「ダイスで2が出れば、後退できない謙信を討ち取ってサドンデス勝利じゃあ」
が、効果なし。

信玄「まだまだ、こうなればワシの手で討ち取ってくれる!」
これまで味方の回復成功率を上げる(「不動の本陣」)ために動かなかった信玄だったが、ついに山が動いた。

戦力差は+1。
信玄「1(敗走)か3(後退)で討ち取れる」
が、これも効果なし。

信玄「むう、これまでか。ん、待てよ...」
信玄と謙信の激闘から少し離れた戦場で、武田軍が上杉軍1ユニットを壊滅させる。
これでまた〔上杉:+4〕。

ターン終了時
謙信「ええっ、これで次のターンに入るの!?」

第6ターン(最終ターン)
ゲーム終了時に5ユニット差がつかなかった場合、壊滅させたユニットが多い方の勝利。
4点ビハインドの武田軍が勝つには、謙信を討ち取るしかない。
再度の一騎打ちをするも決着はつかず。

信玄「残ったユニット数は互角なんだから、粘ればまだ何とかなるんちゃうか!?」

謙信「諦めろ、往生際が悪いぞ」

武田軍が攻撃して上杉軍を壊滅させれば、上杉軍も逆襲しないわけにはいかない。
不毛な消耗戦の中で、両軍次々に被害が拡大していく...

ゲーム終了時
結局〔上杉:+5〕。
終盤の潰しあいは全く意味がなかったことになる。
武田軍に至っては、壊滅したユニットのほうが多かった。

注意事項1
ルールブックと地形効果表がそれぞれ間違っているようだ。
ルールブック
 防御側の地形による戦闘結果表のコラムシフトが間違っている。
 川では右シフト(攻撃側有利)、山では左シフト(防御側有利)が正しい。

地形効果表
 山と川のコラムシフトは正しいのだが、防御側が混乱時のコラムシフト(右に2つ)が記載されていない。
 おかげで今回は、混乱時のコラムシフトを適用せずに戦闘解決してしまっていた。
 正しく適用していれば、もっとブラッディな展開になっていたと思われる。
 
注意事項2
敵ZOCからの離脱
移動開始時に敵ZOCからの離脱が可能というルールでプレイしていたが、「8.0 移動」の冒頭にさらっと
「ユニットは、隣のヘクスに敵がいなければ、移動することができます。」
と書いてあるので、離脱は不可能。
 

このブログを検索

ラベル

ソリティア『TSUSHIMA 日本海海戦』(歴史群像2012年8月号)をプレイする

歴史群像歴史群像2012年8月号 より、1人用 ゲーム 『TSUSHIMA 日本海海戦』をプレイする。 この号の付録は、 『ミッドウェー海戦』 との2in1だった。   敵前大回頭ステージ 「波低シ」。 史実どおり距離8000で回頭。 第1砲撃戦ステージ ...

QooQ