『孔明北伐』(GJ8号)をソロプレイする

2023年11月23日木曜日

t f B! P L
ゲームジャーナル第6号より、『孔明北伐』を第3ターン(全12ターン)までソロプレイする。
 
酒見賢一を追悼し、孔明が活躍するゲームをしようと思ったのだが、これが意外と難しい。
孔明が出てくるゲームは多数あるのだが、ゲーム後半にならないと登場しない。
そこまで時間はとれないので、最初から孔明の出てくるゲームにする。

セットアップ
「五路侵攻」には、《呉外交値+4》と《羌軍の協力》を選択。
なお、魏は選んだ数だけイベントカードを引く機会を失うのだが、忘れていた。

第1ターン
 
武将の死亡
 馬超の死亡チェックはセーフ。
 これにより羌軍ユニットは除去されるのだが、忘れていた。
 
人材登用
 蜀:姜維、魏:陳羣

呉出陣
 ダイスは1、蜀軍団1ユニット除去。
 南蛮征伐に支障をきたすほどではない。

移動と戦闘
※ゲームシークエンスは「蜀の移動→魏の移動→戦闘」だが、方面ごとにまとめて記述する。


まずは孔明の南蛮征伐。
趙雲による先鋒戦で南蛮軍を撃破。
このゲーム、先鋒戦でも多数ダイスを振るので、小規模戦闘だと先鋒戦だけで決着する。
(戦闘の解決方法は後述。)


曹真と張郃が漢中に侵入。
山越えの場合、武将の采配値の合計分の軍団ユニットしか移動できない。
張郃による先鋒戦で蜀軍を撃破。

ターン終了時
支配エリア
 魏:洛陽・武威・陳倉・漢中・雲南
 蜀:成都のみ
VPは魏:+4

蜀はほぼ全戦力を南蛮征伐に向けたが、後から考えると戦力過剰だった。
趙雲か馬超に1戦力付けて漢中防衛に向けるべきだった。
〔2023.11.24追記〕
新たなエリアを支配すると呉の外交値が変動するのだが、すっかり忘れていた。

第2ターン
武将の死亡
 馬超死亡→裏面の馬岱になって成都に登場。
人材登用
 蜀:馬忠、魏:登用なし

この結果、成都に「馬●」が3人揃う。
互いに血縁でも親族でもないが。

移動と戦闘


南蛮の本拠、雲南に侵入

戦闘は、先鋒戦と合戦から成る。
どちらも、ダイスで6の目が出たらヒット。
振るダイスの個数は、
 (a)武将の統率値×2(補給切れの場合は×1)
 (b)軍団ユニット数
の小さいほう。
ダイス目には、武将の能力値(先鋒戦では武勇、合戦では采配)の差による修正を加える。

先鋒戦
趙雲vs.孟獲
ダイス個数は趙雲3(統率値×1)、孟獲2(軍団数)。
武勇値の差により、趙雲のダイス目には+1修正が付くがヒットなし。
一方の孟獲は、修正なしで1ヒット。
→趙雲は負傷して成都に送還。

合戦
孔明vs.孟獲
孔明は3ダイス(采配値)、孟獲は2ダイス(軍団数)を振る。
采配値の差により、孔明のダイス目には+3修正が付く。
2ヒットを与えて南蛮軍は壊滅。

雲南には城があるので籠城も可能だった。
しかしこのゲームの籠城はあまり強力ではないので、やはり壊滅は免れないだろう。

一方、成都からは姜維らが剣閣の守りに入り、魏軍の侵入を牽制する。
魏延は裏切る危険があるので、成都で留守番。

ターン終了時
南蛮征伐完了。
孟獲と南蛮軍が裏返って蜀陣営になる。
支配エリア
 魏:洛陽・武威・陳倉・漢中
 蜀:成都・雲南
VPは魏:+2、トータルでは魏:+6。
勝利得点トラックが魏側の端まで行ったが、サドンデス勝利するわけではない。

第3ターン
人材登用
 蜀:李厳、魏:費曜

イベント
 魏は《胡軍の協力》を使用。
 北狄エリアに発生した軍団が武都を窺う。

移動
姜維と馬謖は胡軍に備えて剣閣から武都に移動。
剣閣には、南蛮軍団を引き連れた孔明が入る。

ターン終了時
何やら蜀軍が充実してきたが、支配エリアは前ターンと変わっていない。
VPは今回も魏:+2だが、勝利得点トラックを超える分は切り捨てられる。


孔明「俺たちの北伐はこれからだ!まずは漢中奪回だ」
姜維「漢中を奪回して、VPはやっと五分五分ですからね。6点のビハインドをどうやって挽回していくか...」
魏延「ここはワシが長安に侵攻してサドンデス勝利を」
孟達「ちょーっと待ったあ! 長安侵攻ならワシがいます。さあ、早くイベントカードを引いてください」



曹真「ヤバいぞ。長安の大軍団を漢中に寄越せんのか」
張郃「軍団を山越えさせるには采配値の高い武将が必要なんですが、魏も人材不足なもんで」
曹真「司馬懿(采配:2)は最短でも6ターンまで登場しないからなあ」
張郃「せめて郝昭(采配:2)が出てくれませんかねえ」


武将ユニット
統率(左上)
 戦闘時に振れるダイスの数。司馬懿と曹真の4が最強。
武勇(左下)
 先鋒戦でのダイス修正に影響。
 魏はおしなべて低いので、蛮族の王(武勇:2)で補強したい。
采配(右下)
 山越え移動と合戦でのダイス修正に影響。孔明の3が最強。
統治(右上)
 軍団ユニットの生産に影響。
 最強は孔明と司馬懿の2だが、成都/洛陽に留まっていないと能力を使えない。

イベントカード
 全部で42枚。
 各ターン両軍1枚ずつ引くので、最大でも24枚しか登場しない。

人物系カード

合戦系カード
キャンセルカードである《看破》が8枚もある。
《伏兵》のテキストは前半部は《奇襲》と同じ。
間違いではないか。

蛮族系カード
魏が使うと、先鋒戦の武将を増強でき、武都に圧力をかけられる。
蜀が使うと、魏の後背を脅かすことができる。

馬謖ルール
失敗時のダメージが大きいので、総力決戦時には使い難い。
小競り合いのときに試すならありだろうか。

このブログを検索

ラベル

ソリティア『TSUSHIMA 日本海海戦』(歴史群像2012年8月号)をプレイする

歴史群像歴史群像2012年8月号 より、1人用 ゲーム 『TSUSHIMA 日本海海戦』をプレイする。 この号の付録は、 『ミッドウェー海戦』 との2in1だった。   敵前大回頭ステージ 「波低シ」。 史実どおり距離8000で回頭。 第1砲撃戦ステージ ...

QooQ