『シン・関ヶ原』(GJ No.64)をソロプレイする

2023年9月17日日曜日

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ゲームジャーナル第64号より、『シン・関ヶ原』をソロプレイする。

セットアップ早速だが間違いがある。
摂津の毛利輝元とその麾下は中立状態(グレー)で開始するのが正しい。
他のユニットは表面で初期配置すれば良いのだが、これらのユニットは裏面で配置する。
マップの初期配置指示の文字色に注意。

第1ターン
宇喜多秀家、山城に侵攻し鳥居元忠が守る伏見城を攻略。
第2ターン
南近江
小西行長が侵攻し、京極高次と戦闘。
伊勢
宇喜多秀家が侵攻し、冨田信高を撃破。
実はここまでは、本誌掲載のプレイ例のとおりに動かしている。
最初のデッキ構成の相場とかよく分らんので。

軍勢ユニットが単独で動いているケースがある。
武将の麾下にないと戦闘力ゼロなのだが、敵勢の足止めとか、支配状態を維持するための留守番要員と思われる。

ルールメモ
・VPになるエリアとならないエリアがある。
・前者では、中立勢力が参戦すると支配が移動し、参戦陣営にVPが加算される


さて、ここからが本番だ。

第3ターン
東軍は徳川家康、西軍は毛利輝元をデッキに追加。

戦略フェイズ
東軍は、手札に家康を引いてこられなかった。
西軍は、手札に輝元を引いてこられたので、早速参戦させる。

東軍、伊勢の宇喜多秀家が三成に合流するのを阻止するため、池田輝政と細川忠興が侵攻。
これを見た西軍、手薄になった尾張に、三成と吉川広家が侵攻。
東軍は、《福島正則》の戦略カードで攻撃し、三成に大打撃を与える。
戦略カードによる攻撃は一方的で反撃を受けない。
つまり、まだカードが使われていない武将のいるエリアに侵攻するのは非常に危険なのだ。
(伊勢に侵攻した東軍が秀家に攻撃されなかったのは、西軍の手札に秀家のカードがなかったため。)

西軍、三成を救援するため、西美濃から織田秀信が南下。
東軍も、浅野幸長が福島正則の救援に向かう。

合戦フェイズ
両軍が同じエリアにいると、合戦が発生する。
この場合、両軍が攻撃し、損害は同時適用される。
戦略フェイズの攻撃で気息奄々になっていた尾張の西軍は壊滅し、
三成も討死ルール上はここでゲーム終了。
しかしこれではあんまりだ。

『入札級関ヶ原』(GJ32号)をソロプレイする
を思い出せ。
三成の討死後に西軍が巻き返したではないか。

関ヶ原は、三成が死んでからが本番だ。
(『入札級~』では、ルール上も三成の死でゲームが終了するようになっていない。)

というわけで、もう少し続けてみる。
 
ターン終了時

第4ターン
西軍、気を取り直してデッキを再編成。
死んだ織田秀信と吉川広家をデッキから除き、大谷吉継を加える。
本当は三成も除きたかったが、VPが足りない。
デッキに加えるときだけでなく、除くときにもVPが必要なのだ。
(注意)
VPはデッキ加除の制約条件になるが、デッキ加除によってVPを消費するわけではない。

戦略フェイズ
西軍、三成の抜けた西美濃を防衛するため、越前から大谷吉継が南下。
さらに摂津から毛利輝元の大軍も到着。
そしてついに、家康も登場。
自身の戦略カードで武蔵から三河に動いた後、《厭離穢土 欣求浄土》で西美濃に侵攻。
1ターンで江戸から関ヶ原に来たことになる。
ただ、急ぎすぎて引率兵力が減ってしまったのだが...
(《厭離穢土 欣求浄土》では6ユニットしか移動できない。)

合戦フェイズ
 
西美濃両軍の総大将が激突。
これぞ「真・関ヶ原合戦」
数は西軍が上回るが、戦闘力では東軍が優る。
両軍とも5ユニットを失う。

伊勢
宇喜多秀家、細川忠興と池田輝政を討ち取る。
 
ターン終了時
北方では前田利長が東軍に参戦したのだが、もうどうでもいい感じ。

第5ターン 
家康「ワシ、超ヤバくね?。先手を取って戦略カードを使うぞ」
本多正純「離脱ですか、兵力の補充ですか?」
家康「ん、佐渡(本多正信)と平八(本多忠勝)は?」
正純「父は上田で足止め、平八郎殿は江戸で留守番です」
家康「離脱の成否は五分五分、兵力を2ユニット補充しても焼石に水。三方ヶ原を忘れるな。ここは攻撃じゃあ!」
正純「ダメです、敵軍の損害は1ユニットのみ」
家康「万策尽きたあぁぁ」


西軍、まず《馬防柵》を設置。
これで戦闘力が+1になる。

そして、まず毛利輝元が戦略カードで攻撃。
家康「尾張の福島正則に、救援の使いを出せ!」が、福島勢は大谷吉継の攻撃の餌食に。
西軍は、南近江から小西行長、伊勢から宇喜多秀家も駆けつける。

合戦フェイズ 
家康「これが、馬防柵の力か...」
東軍は壊滅し、
家康も討死。

ターン終了時東軍、VPではまだ勝っているが、戦闘力3以上の武将がいなくなってしまった。
これ以上続けても勝てる見込みがない。

秀忠は江戸に戻って逼塞。
大勝に沸く西軍陣営だが、豊臣政権の主導権を巡り、毛利と宇喜多の間には早くも暗雲が...

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