『本能寺への道』(GJ15号)をソロプレイする

2023年6月27日火曜日

t f B! P L
 6月といえば本能寺の変。
ゲームジャーナル第15号より、『本能寺への道』をソロプレイ。

セットアップ
第1ターン
エリア支配はそのままVPになる。
東日本では柴田勝家と徳川家康、西日本では羽柴秀吉と明智光秀の間で奪い合いになる。

東日本
勝家、越中加賀を攻略。
家康、勝家の伸長を阻むため《奇襲》で信濃を攻略。
真田昌幸の戦闘値は4だが、1ユニットでは如何ともし難い。
さらに《軍勢の回復》で南に戻り遠駿を奪取。

ルール間違い
徳川の策略値合計は2(家康+本多正信)なので、3が必要な《軍勢の回復》は本当は使えなかった。

西日本
光秀、秀吉に先んじて但馬を攻略。
秀吉、美作を攻略。

ターン終了時家康は3VP、残り3名は2VP

第2ターン
VPトップの家康が第1プレイヤーになり、飛騨まで進出。
東方への進路を絶たれた勝家は、軍を西に戻して丹後に進出。

秀吉「家康め、調子に乗りおって」
家康「ちょっとシメたろか」


秀吉、《信長包囲網》で上杉謙信を信濃に南下させる。家康は本国との連絡を絶たれ、飛騨に孤立。
さらに光秀、北条を動かして遠駿を攻略。

家康「やりやがったな!」

こちらも《信長包囲網》で毛利を動かし、秀吉軍の蜂須賀小六が守る美作に侵入。

秀吉、《守備兵の投降》で播磨の明智軍を除去。
光秀「何でこっちを!?」
秀吉「ワシが動けない間に領土を広げられると困るんでのう」

光秀の主敵は本願寺勢力だが、秀吉は本願寺を動かせないので、こういう地味な嫌がらせになる。

光秀、《城主の独立》で北摂の荒木村重に反乱を起こさせる。
続いて、自軍を北摂に進めて村重を討ち取り、自作自演で領土化。
第3ターン 
勝家、《信長包囲網》で本願寺を動かし、光秀のいる北摂に侵入。
さらに「織田本家軍団の再配置」で、信長の守備兵力をひっぺがす。

光秀「あれ、もしかして...」

このゲーム、第4ターンからはゲーム終了の可能性がある。
終了時点で信長が生きていたら全員敗北。
よって、みんな第4ターンくらいからそわそわするのだが、勝家のムーブは明らかに信長を狙っている。

秀吉「ずいぶん早いな」
光秀「何で勝家フリーなんだよ」


勝家の戦闘値は、滝川一益を含めると4。
通常であれば、戦闘値5の謙信で牽制するのだが、いまは家康攻撃のために信濃に行ってしまっている。

秀吉「いまからでも勝家を...って、行動不能になってる」
家康「ワシが
《病を患う》を打ったからな」
秀吉「余計なことすんなよ!」
家康「オマエが謙信をけしかけてくるからだろう。ワシ、下手すりゃ死ぬんだぞ」


秀吉は毛利、光秀は本願寺と交戦して動けない。
家康は、飛騨から越前を通過して、京安土に侵入すれば、勝家より先に信長を討ち取ることは可能。
だがその場合、「仇討ちじゃあ!」とばかりに勝家に攻撃される。
彼我の戦力と戦闘値を考えると勝ち目はない。

結局、3人とも「勝家には信長を討たせておいて、後で勝家を討ち取ろう」ということになった。

勝家、悠々と京安土に入り、本能寺で信長を討ち取る。
第4ターンからゲームが終了する可能性がある。
それまでに誰かが勝家を討てるかと言うと...ちょっと無理そうだな。
ルール上の注意
『信長包囲戦』と違い、1手番で何枚カードを使ってもよい。

ルールの疑問点
信長が討たれた後も、臣従大名は「陳情」が可能なんだろうか。
織田家は陳情に応えるどころではないと思うが、ルールに不可とは書いてない。

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