『義経戦記』(GJ85号)「宇治瀬田」をソロプレイする

2022年12月18日日曜日

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2022.12.17

『義経戦記』シリーズも、ついに最後のシナリオだ。

義経・範頼(&土肥実平)・義仲の三勢力が登場。
プレイヤー2人は、そのうち二勢力を秘密裡に担当する。
プレイヤーは順番に作戦チットを引き、対応する勢力を動かす。

およそソロプレイ向けではないので躊躇していたが、ここまできてやらないのは画竜点睛を欠く。
今回は、2人のプレイヤーが義経と範頼を担当し、義仲はNPCという設定。
義仲を討ち取ったプレイナーが勝利する。

セットアップ
義経:4ユニット
範頼&土井:計10ユニット
木曽:3ユニット
 史実どおり今井兼平が瀬田方面、根井行親が宇治方面に布陣。
 兼平と行親は義仲四天王でもある。

1~5ターン

〔宇治方面〕

義経勢、根井行親を早々に撃破。
その後、義仲を追うが、途中で丘陵に迷い込んだりしている。
この義経、やはり方向音痴なのでは...

義経「違う、範頼の妨害だ! 姑息なマネをしやがって」

そう、範頼担当プレイヤーが義経の作戦チットを引いた際に丘陵に入ってもらったのだ。
ルール上、義仲から遠ざかるように移動させることはできないが、接近する方向で丘陵に突っ込まさせる分には問題ない。

〔瀬田方面〕

源氏は10ユニット(軍記的に表現すれば1万騎)の大軍だが、平地が狭くて広く展開できない。
今井兼平、ただ1ユニットでこれを防ぐ。

中央の義仲は、根井行親が早々に撃破されたため、兼平と合流したいところ。
しかし、義経・範頼の両プレイヤーが作戦チットを引く度に右に左に振り回される。
史実では、第5ターン(1月20日 18:00~)頃に討ち取られた。
しかし、史実を超える兼平の奮戦のおかげもあり、このゲームでは生き延びている。

第6ターン
翌日早朝、土肥勢と範頼勢が兼平を包囲攻撃。
退路のない兼平、ついに力尽きる。...合掌。

第7ターン
兼平と合流できなかった義仲、琵琶湖方面へ。
義経勢、これを繰り返し攻撃するが討ち取れず。

第8ターン
義経勢の隙間から、土肥勢が木曽義仲を攻撃。
戦力差は-1だが、ワンチャンの討ち取りに賭ける。義経「何すんじゃあ!ワシの獲物を横取りする気か」
土肥実平「瀬田方面は
殿(範頼)の受け持ち。九郎殿は手出し無用」

しかし義仲、これも跳ねのける。
がんばれ義仲!(すっかり義仲に感情移入)

最終第9ターン
ここを凌げば義仲の勝ち。
義経勢、全力攻撃で戦力差は3。
義仲、ギリギリでこれを凌いで退却!
ここで時間切れ。

ゲーム終了時
義仲は、マップのいちばん隅に追いやられながらも生き延びた。
義経と範頼はどちらも敗北。
ソロプレイだから二重に負けたことになるが、もうどでもいい。
よくがんばった、兼平・義仲。

なお、心情的には義仲を贔屓しつつも、ダイス目は一切いじっていません。

コメント
義仲が登場する唯一のシナリオだが、追いまわされるだけで可哀想。
同一システムで、義仲が活躍する倶利伽羅峠シナリオを出してくれないだろうか。
あと、承久の乱でもこのマップと同じ範囲で戦闘があった。
こっちも追加シナリオを・・・

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