『志士の時代』(ウォーゲーム日本史第8号)をソロプレイする

2022年11月2日水曜日

ゲーム 幕末

t f B! P L
新版発売を記念して、ウォーゲーム日本史第8号より『志士の時代』をソロプレイ。
 
ゲーム終了時
 戊辰戦争発生せず。

各陣営の得点とカード構成(得点順)

(ニ)〔朝廷・会津〕20点
会津藩以外の軍事力を持たないので、得点は主にカードVPから。
孝明天皇と岩倉具視で歴史ゲージをせっせと戻した。
岩倉具視は強力な上に暗殺できないので、対立陣営からすると坂本龍馬より厄介。
孝明天皇と同一陣営にしちゃいかんね。

(ハ)〔幕府〕17点
兵力の維持費が嵩むので、京都からは早々に撤退。
勝海舟と坂本龍馬で歴史ゲージをせっせと戻した。
〔朝廷・会津〕と戊辰戦争回避で利害が一致。
しかし、協調している限りはトップを取れない。
いや、待てよ...(「コメント2」に続く)

(ロ)〔長州・土佐〕13点
カードが飛びぬけて多い割に、得点は低い。
急進的な長州と穏健派の土佐の間で、方針がブレてしまった。

長州「歴史ゲージを進めて倒幕じゃあ!」
土佐「金がかかるし、公武合体でも得点できるしなあ」
長州「坂本龍馬暗殺すべし!」
土佐「あいつも一応、土佐藩士だしなあ」

まさに「カード多くして舟、山に登る」。
リソースは潤沢だったので、金を惜しまずゲージを進めるべきであった。

(イ)〔薩摩〕11点
倒幕に偏ったカード構成。
 島津斉彬の死後、歴史ゲージ7~9(公武合体・佐幕)では全く得点できなくなった。
京都の兵力優越で点を取りにいくと、そこにリソースを取られ、オークションでカードを取れないという悪循環。
西郷と大久保だけでは、朝廷と幕府のゲージ戻しに対抗できなかった。
長州との共闘が必要だったのだが、上述のとおり。

コメント1
ちょっと類を見ないシステム。
強いて挙げれば『ヒストリー・オブ・ザ・ワールド』に近いだろうか。
エリア支配ではなく、歴史ゲージのステータスが得点源になっている。

これで終わっては物足りないので、戊辰戦争をやってみることに。

ここで朝廷、2位の幕府を蹴落とすため、倒幕陣営を官軍に指定。
幕府「ぐおお、ここに来て裏切るんかい!」
朝廷「歴史ってこんなもんだよ」

鳥羽伏見の戦い
兵力は幕府のほうが多いが、倒幕陣営は
・西郷隆盛の戦闘修正+1
・大村益次郎の戦闘修正+1
・武器マーカーによる修正+2
・官軍修正+1

で幕府軍を圧倒。
 
(2022.11.08追記)
鳥羽伏見の戦いで戦闘修正できるのは、アクション中のカードのみ。
よって、正しくは上のような状況は発生しない。

幕府「武器を強化しとくんだった!」
朝廷「ヤベぇ奴らを官軍にしちゃったかな...」

幕府軍は本国に退却。
(この場合、新選組は会津藩兵とともに会津に退却でよいのだろうか)

コメント2
幕府の独り言。
ん、早期に戊辰戦争が始まっていれば逆転の目があったんじゃないか?
徳川慶喜の【慶喜恭順】と勝海舟の【江戸無血開城】で計6点。
さらに、〔奥羽越列藩同盟〕と〔蝦夷共和国〕でも点が入る。
VPで朝廷を抜いて、薩長に抜かれる前にゲームが終われば...

まあ、このへんは実際に動かしてみないと分からない。
というわけで、「戊辰戦争篇」に続く(予定)。 

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