『曹操最大の危機』(GJ58号)をソロプレイする

2023年5月3日水曜日

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ゲームジャーナル第58号より、『曹操最大の危機』を5ターンまでソロプレイする。

セットアップ 
第1ターン

袁紹軍は、 袁尚・袁譚兄弟が各々8戦力で公孫瓚の籠る薊を攻撃。
袁術・呂布・張繡は、黄巾賊の支配スペースを奪取して策略札を入手。

曹操「行動チットが2枚あるのに、なんで最後まで出てこんのだ。
もう草刈り場(黄巾賊支配スペース)が残ってないではないか。
まあいい、予定どおり袁術から血祭にあげてやる」


袁術「フッフッフ、かかったな。
《七星壇を築く》で、敵味方の損害を逆転だ」
許褚「殿、お逃げください」
曹操「虎痴!」
★ルール間違い
袁術軍には軍師がいないので、本当は策略札を使えない。
玉璽の呪力とか、たまたま孫策が陣中にいたとか、そういうことにしておこう。

命からがら退却した曹操、その地の曹操軍を指揮下に収め、2枚目の行動チットで再度袁術を攻撃。
曹操「許褚の仇、思い知れ」
陳郡の袁術軍は全滅し、袁術も戦死。
だが、袁術勢力が滅亡したわけではない。
生き延びた紀霊は、補充フェイズで張勲率いる第2軍と合流。

ターン終了時
第2ターン

曹操「今度は最初に行動チットを引いたぞ。
袁術残党にとどめを刺してくれる」


だが、先鋒戦で紀霊が楽進を破り、袁術軍が曹操軍をタコ殴り。
曹操はかろうじて生き延びるが、楽進・荀彧・郭嘉はそろって戦死
呂布「いよいよワシの出番が来たようだな」
ところが、《美女に溺れる》をくらって行動できず。
曹操「流石の呂布も、ハニートラップにはイチコロよ」
程昱「にしても、身も蓋もないカード名ですな」
曹操「うるせえ!」


一息ついた曹操に、今度は張繡が襲い掛かる。

曹操「げげっ、どっから湧いて出た!?」
賈詡「ワシの
《縮地の法》で許昌の夏侯淵をすり抜けてきたのよ」
曹操「貴様、妖術使いか!」

曹操、盤上から除去されるも、戦死は免れて補充プールへ。
ここで死んでいたらゲームが終了するところだった。
まさしく「曹操最大の危機」

...正直、このへんでソロプレイやめようかと思った。

ターン終了時
第3ターン

曹操「どうなっとるのだ。袁術軍、意外と強いではないか」
程昱「というか、我々があんまり強くないんですよ。先鋒戦修正1の武将しかいませんから」
曹操「正面切って戦うのはやめだ。地道に策略札をゲットするぞ」
程昱「ようやく実感しましたか。本誌のプレイ指針にも書いてあるんですけどね


早速、昆陽と汝南に進出して策略札をゲット。

曹操「来た来た、出でよ《左慈》!」

《左慈》をくらった張繡は補充プール送りに。
曹操軍は張繡不在の陳郡に攻め込み、張繡軍の残党(賈詡を含む)を掃討。
さらに、宛の張繡軍も除去して張繡勢力を滅亡させ、自分の配下に収める。

曹操「賈詡だけでなく、張繡(先鋒戦修正2)も我が幕下に欲しかったのう...」
残念ながら、張繡の裏面はただの軍勢である。

そのころ、はるか北方の薊で、袁紹軍がついに公孫瓚を滅亡させた。
これにより、袁紹軍の南下制限が解除。

袁紹「曹操、首を洗って待っておれ」

ターン終了
第4ターン 
 
袁紹動くの報に呼応して、袁術軍残党の紀霊が、汝南・許昌・昆陽を席捲。
曹操「しぶとい奴だ。決着をつけてくれる。夏侯淵、曹仁、ついてこい」
20万を超える大軍で、ついに宿敵・紀霊を討ち取る。

曹操「む、この策略札は...《蒼天已死》!」 
これにより、袁紹軍で内乱が発生。
袁紹が死亡し、張郃が軍勢ごと曹操軍に寝返る。
袁紹「ぐががががぁ!なんでこのタイミングで!?」
公孫瓚滅亡前であれば、袁紹軍には移動制限がかかっており、内乱の対象外だったのだが。

曹操「ぐははは、天命我にあり。袁術残党の張勲を攻撃じゃあ!
賈詡、《虚誘黄殺の計》
賈詡「ええ~、ここで使うんですか。呂布戦に使おうと思ってたのに」 
曹操「君がッ、滅亡するまで 攻撃をやめないッ!」
賈詡「第1ターンと第2ターンでボロ負けしたのがよっぽど悔しいんですね」

盤上から袁術軍のユニットは一掃されたのだが、
曹操「ええい、これでもまだ袁術勢力は滅亡せんのか!」
州都の寿春がはるか南方にあるため、ここを陥とさないと滅亡にならない。

ターン終了時
第5ターン

史実では官渡の戦いがあった年になったが、袁紹はすでに死亡。

曹操「次は呂布だ!」
夏侯淵と曹仁を連れ、20万以上の大軍で相県の呂布を攻撃。

陳宮「《空城の計》!」曹操「なんの《看破》で無効化だ。それ、《伏兵》をくらえ」陳宮「こっちも
《看破》くらい持っとるわ」

しかし、軍師が陳宮しかいない呂布軍は、もう策略札を使えない。
一方の曹操軍は、曹操自身・荀攸・程昱と、軍師が3人も揃っている。

曹操「とはいえ、使えそうなカードがないのう。
まあいい、大軍に策など無用。平押しで潰してくれる」


先鋒戦:呂布(先鋒戦修正3)vs.于禁(先鋒戦修正1)
呂布はまだ美女に溺れているのか、ダイスが奮わず于禁に敗れる。
曹操軍は呂布軍をボコボコにし、呂布は身ひとつで退却。

さて、こちらは(袁紹の移動制限が解除されて)ようやく動けるようになった劉備軍団。
劉備「このままでは、出番なしで終わってしまう。曹洪を攻撃じゃ」
曹洪「来たぞ化物軍団が」
賈詡「関羽と張飛の戦闘力は脅威ですが、奴らには軍師がいないので策略札が使えません。
ここは
《混元一気の陣》で迎え撃ちましょう」
曹洪「こんげん...何だそりゃ」
賈詡「まあ、普通は知らんですよね」

第1ラウンド
先鋒戦:関羽(先鋒戦修正3)vs.曹洪(先鋒戦修正0+カード効果1)
曹洪、1差で関羽を退ける。
曹洪軍の猛攻で、劉備軍は壊滅寸前。

第2ラウンド
劉備「やむを得ん、退却するぞ」
張飛「ここは俺が食い止める」

先鋒戦:張飛(先鋒戦修正3)vs.曹洪(先鋒戦修正0+カード効果1)
張飛、仁王立ちで曹洪を阻む。

劉備軍は退却を宣言していたので攻撃できないが、曹洪軍も先鋒戦で負けたので攻撃できない。
劉備は小沛に退却。

曹洪「ううむ、逃したか」
賈詡「まあいいでしょう。ルール上、除去しても死なない奴らですから」


ターン終了時袁紹を倒し(というかカードで勝手に死に)、曹操の征途もようやく半分...と言いたいところだが、全16ターンなので3分の1というところ。
諸葛孔明が登場するのは、最短でも第9ターン。
史実では、赤壁の戦いは第13ターン。
先は長い...

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