『新選組始末記』(ウォーゲーム日本史第1号)を年跨ぎでソロプレイする

2023年1月1日日曜日

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『新選組始末記』(ウォーゲーム日本史第1号)を、ルール確認しながら第2ターンまで年跨ぎでソロプレイ。

セットアップ
歴史シナリオ(ヒストリカルセットアップ)を採用
 
■■■第1ターン■■■

登場

局中法度
簡易ルールを採用。
「勤王意志を持つ」の文意が不分明だが、身分マークが黒のユニットのことだろう。山南敬助切腹。

第1移動(主導権側=佐幕派)
御所参内するため、その隣接エリアの支配を目指す。
近藤組、土方組、永倉組に分かれて橋辻を抑える。
「永倉組」といったが、永倉新八は同じ身分の原田左之助を引率できないので、実際はに「永倉+大石」と原田は別々に動いている。

第1移動(非主導権側=勤王派)
佐幕派の御所参内を阻止するため、やはり御所の隣接エリア支配を目指す。
敵ユニットがいる橋辻には入れない。

第2移動(主導権側=佐幕派)
橋辻には留まれないので、勤王派がいる市街に移動する。

第2移動(非主導権側=勤王派)
新選組を避け、北側のエリアに移動。
敵ユニットは移動の障害にならない
(支配マーカーは障害になるが、第1ターンはどちらの支配マーカーも置かれていない。)
桂小五郎が「文学(≒行動力):5」の能力を活かして2エリアの移動に成功し、西陣まで進出。

敵味方のユニットが存在する六角堂でのみ戦闘が発生する。

戦闘

永倉新八vs.山田虎之助
 山田の「経」が永倉の「剣」を無効化。
 山田は死亡。身分1なので、勝利得点は発生しない。

大石鍬次郎vs.吉田稔麿
 吉田の「槍」が大石の「斬」を無効化。
 吉田は負傷。

原田左之助vs.杉山松介(支援+1)
 原田の「槍」が杉山の「剣」を無効化。
 原田は負傷。

勤王派は退却を宣言。

退却戦
勤王派は全員身分1で引率できるユニットがいないため、バラバラに退却。
追撃するには、「文学」能力が退却ユニットと同値以上でなければならない。
永倉が佐伯を追撃するが、引き分け。
 
※ここで一旦終了、続きは元日。

支配
勤王派は、西陣に宿(隠れ家)を配置。

御所近隣町屋の支配
佐幕派:二条城、六角堂、岡崎
勤王派:西陣、相国寺、上京
同数のため、どちらも御所参内はできない

勝利得点
佐幕派:市街支配3
勤王派:市街支配5+遊里支配1+宿1=7
→ 勤王派+4

引揚
佐幕派:次ターンで御所周辺の勤王派支配を覆すため、土方隊は会津屋敷へ引揚。
勤王派:西陣に宿(隠れ家)を置いたため、桂小五郎はそこから動けず。

■■■第2ターン■■■
主導権はまた佐幕派、先攻を選択。

登場
品川弥次郎は前ターンで死亡(戦死)した山田虎之介の裏面。
毛内有之助は前ターンで死亡(切腹)した山南敬助の裏面。

移動終了時
二条城と岡崎で戦闘発生。

二条城
品川弥次郎の「識」は相手を説得して戦闘を停止する能力。
自分より身分の低い相手にしか試みられない。 
近藤勇負傷、谷三十郎逃走で、勤王派の勝利。

岡崎
第1ラウンド
藤崎八郎死亡、武田観柳斎逃走。
第2ラウンド
岡田以蔵死亡、島田魁逃走、大石鍬次郎死亡。
第3ラウンド
永倉新八逃走、毛内有之助死亡。
こちらも勤王派の勝利。

ターン終了時
今回も御所近隣町屋の支配は同数のため、御所参内は発生しない。
西陣が佐幕派支配になったため、「宿」は裏返って「改」になる。

勝利得点
佐幕派:市街支配5+改1=6
勤王派:市街支配4+遊里支配1=5
→ 佐幕派+1

通算:勤王派+3

佐幕派の支配エリアが増えたが、戦闘のダメージも大きかった。
佐幕派の増援はターンが進むにつれて減っていくのだが...

コメント
1ユニット1人で戦闘ルールが細かいので戦闘の勝敗に目が行きがちだが、重要なのはエリア支配のほう。
敵ユニットの存在は移動を拘束しないが、敵支配マーカーは移動を拘束する。
御所参内による勝利得点が大きいため、御所周辺エリアの争奪が激しくなる。
先攻は移動の結節点(橋辻)を先に制圧できる一方、後攻は相手の動きを見てから移動できる。
戦域が御所周辺に絞られていると、後攻のほうが有利ではないか。
 
プレイ時間は1ターン30分強。
移動で考え、戦闘でダイスを多く振るので結構かかる。
全8ターンやると4時間以上。

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