『真本 信長公記』(CMJ69)関ヶ原シナリオをソロプレイする

2022年10月1日土曜日

ゲーム

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 笠谷和比古『論争関ヶ原合戦』を読んだので、関ヶ原ゲームがやりたくなる。
何か手軽にできる奴はないかと考え、これを思い出した。
なお、シナリオの正式名称は「真史徳川実紀~関原御合戦双紙」

セットアップ時第1ターン
いきなり主導権6(東軍)。

江戸で「三成起つ」の報を受けた家康だが、
「会津征伐続行じゃあ!」
とブチあげて諸将を驚かせる。
このゲーム、伊達政宗はユニットにもカードにも存在しない(ついでに、最上も佐竹も存在しない)。
だもんで、上杉景勝はフリーフリーハンドで関東に侵攻できるのだ。
ケーム終了時に景勝が関東にいると6VP。
抑えに結城秀康を置いただけでは心許ない。
どころか、西軍に寝返ってさらに4VPを献上する可能性すらある。
家康としては、西上する前に景勝を叩いておかねばならない。
秀忠を伴って奥羽に侵攻し、景勝と対決。

家康・景勝とも、武勇3で互角。
しかし采配は家康の4に対して景勝は2。
この差は大きく、上杉方はじわじわと兵力を削られる。
関東には結城秀康が残り、筒井定次が周到に越後に出て退路を塞いでいるので撤退もできず、景勝ついに敗走。
一方の濃尾方面は、福島正則と池田輝政が進出。
主導権数が6もあるので展開が早い。
西軍は、宇喜多秀家と石田三成がこれを迎え撃つ。
東軍の総大将は福島正則、武勇3。
西軍の総大将は宇喜多秀家、武勇2...ええっ!
『戦略級関ヶ原』の印象が強く、武勇3だと思い込んでた。
損害が増える前に、西軍近江に撤退。
ターン終了時。
景勝が越後に復活し、真田昌幸が東山に登場。

第2ターン
主導権数2(西軍)

西軍、戦線を立て直すべく、秀頼を伴って毛利輝元が出陣。
東軍、奥州から取って返した家康と秀忠が東海に進出。
濃尾から背後を振り返った福島正則、
「げええ、何で奥羽にいたはずの家康がここにおるんら!」
北畠顕家もびっくりの超強行軍だ。
「見たか、太閤の『中国大返し』を超える『奥羽超大返し』!」(言ってみたかったらしい)
時間切れのため、ソロプレイはここで終了。
この後の展開を予測してみよう。
全4ターンしかないから、近江-濃尾ラインで総力戦か。

開戦前には調略がある。
輝元が秀頼を担いでいるので、
・家康→小早川秀秋の調略は6分の1で成功。
・輝元&秀頼→福島正則の調略は3分の1で成功。

西軍の総大将は、輝元を担いだ秀頼。
輝元はもともと武勇が1しかないのだが、秀頼を担いだことでさらにマイナス1。
(秀頼は、担いだ武将の身分を+1するが、武勇と采配を-1するという精神寄生体のような効果がある。)
合戦では圧倒的に不利だ。
福島正則を調略できなければ、さっさと撤退だな。

戦 評
第1ターンの西軍、足手まといになるかと思って秀頼を摂河泉に置いてきた。
が、家康がいないなら、連れてきて正則を調略すべきであったか。
失敗したらすぐ撤退し、次の戦闘でまた調略。
「君が!寝返るまで!調略を!やめない!」
と3回くらい試みれば成功するんではないか。
(精神寄生体な上に粘着質な秀頼だ)

また、第1ターンで主導権が取れれば、西軍は景勝を越後に脱出させるのも良いかもしれない。
越後で兵力を養い、北陸から近江に回り込んで家康を迎え撃つ。
「げええ、何で奥羽にいたはずの景勝がここにおるんら!」
と、家康が驚くこと間違いなし。
まあ、越後から北陸に抜けるのが難しいんだが。

参 考
もりつちの徒然なるままに-CMJ「真史徳川実紀」リプレイ
http://mk2kpfb.livedoor.blog/archives/177477.html
「支配地域を広げて兵力を増強する」という太平記システムの基本に忠実なプレイで参考になる。
にも関わらず、ゲームは爆笑、もとい驚愕の展開に。

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