鎌倉が哭いた。日本が哭いた。
今回は、在りし日の広常の姿を、シミュレーションゲームの中に見てみましょう。
『清盛軍記 保元・平治の乱』(ウォーゲーム日本史12号)
源頼朝の挙兵から遡ることおよそ20年。
保元・平治の乱にも、上総広常は参戦していました。
当時はまだ30代(推測)、いわば「ヤング広常」です。
同じエリアには、当時13歳くらいの頼朝も。
まさか20年後、この頼朝に誅殺されることになろうとは。
相棒の三浦義澄も同じく堀川邸エリアからスタート。
こちらは、甥である義平の郎党です。
ちなみに、平清盛は地方ボックスの紀伊からスタート。先日、ちょっとソロプレイしてみました。
後白河院に調略され、源頼政が寝返り。
広常は、義朝と協力して討ち取る大活躍をみせました。
『吾妻鏡』(SLGamerVol.7)
源氏方(表)として登場しますが、調略されて平家方に寝返る(裏)可能性があります。
なので、あまり房総エリア外には出ません。
マップに京はありませんが、あっても房総で留守番でしょう。
中立武将として登場。
一部ランダムセットアップなので、平氏方として開始する可能性もあります。
その場合、同じエリアにいる頼朝が調略を試みて、失敗したら多分討ち取られます。
さて、三浦氏や千葉氏だと、南北朝時代や戦国時代のゲームにも登場するのですが、残念ながら広常の後裔が登場することはありません。
寂しいので、代わり芹沢鴨のユニットを見てみましょう。
『新選組!』で佐藤浩市が演じていたので、まあ広常の子孫みたいなもんでしょう。
『新選組始末記』(ウォーゲーム日本史1号)
「新選組」という名前は芹沢鴨の死後なので、新選組ゲームに芹沢鴨がいるのは厳密には変なのですが...
いたよ!2人も!
「もしも生きていたら?」という仮想設定で、登場させることができるようになっています。
左側は通常バージョン、右側は「御陵衛士」バージョン。
新選組隊士が勤皇方に調略されると御陵衛士になる、というルールがあるのです。
「御陵衛士・芹沢鴨」って、どんな世界線や。