『文禄の役』(CMJ69)をソロプレイする。

2023年1月5日木曜日

t f B! P L
『コマンドマガジン日本版 Vol.69』(2006)より、『文禄の役』をルールを確認しながら2ターンまでソロプレイする。
 
セットアップ
※間違いあり。慶尚道エリアでは、晋州を除く全スペースにユニットを置かなければならない。
全8エリアのうち、明軍が5エリア、日本軍が3エリアを支配。
支配エリアが4を超えるごとに1VP。
関ヶ原合戦に登場した諸将が勢揃い。
「関ヶ原で戦った武将たちが、巨大な敵と戦うために"関ヶ原アベンジャーズ"を結成!」
...もちろん、関ヶ原のほうが後である。

第1ターン
春川、清州、忠州で戦闘発生。

忠州
島津義弘除去。
このゲーム、島津義弘は1ユニットしかない。
「本国からもっと戦力を送ってくれれば...はっ、関ヶ原でも同じことを言ったような」
それは未来の記憶。

ちなみに、同じ四番隊の毛利吉成は、大坂の陣で活躍する毛利勝永(吉政)の父。

ターン終了時
明軍:1VP(5エリア支配)+1VP(島津義弘除去)=2VP
加藤清正と島津義弘のユニットを除去すると1VP。日本軍は精神的なダメージも大きい。

第2ターン

増援・補充フェイズ

日本軍
島津義弘、早くも復活。
「朝鮮よ、私は帰ってきた!補給ポイントを2消費すれば復活できるのだ」
日本軍は1ターンに2補給ポイントしかないのだが。

明軍
義兵がわらわらと湧いてくる。
もぐら叩きというか賽の河原の石積みというか。
キリがないので日本軍はげんなりする。

行動回数判定フェイズ
 
義兵効果
明軍ユニット数が日本軍ユニット数
(※)を上回っているエリアひとつ毎に、日本軍のダイス目が-1。
※支配スペース数ではない。

水軍効果
明軍が水軍を出撃させるが、撃退。
朝鮮の役といえば李舜臣だが、このゲームではあまり活躍するイメージがない。
日本軍の補給ポイントの少なさに、李舜臣の活動が反映されていると考えるべきだろう。

行動フェイズ
 
明軍
兀良哈(オランカイ)の女真族を活性化。
日本軍が先に侵攻すれば、女真族が日本軍に付く可能性もある。
マップの最北端にあるので、とてもそこまでは...と思うが、史実では加藤清正がそこまで行ったのだ。

日本軍
北部:明軍迎撃と支配エリア拡大のため、黄海道に進出。
南部:補給線確保のため、毛利輝元が義兵を掃討。

毛利の七番隊はゲーム中最多の5ユニットを擁している。
毛利輝元「関ヶ原では大兵力を活かせなかった(
未来の記憶)が、ここで雪辱だ!」
だが、毛利勢は補給路維持のため、地道な義兵掃討にあたらなければならない。

戦闘フェイズ
鳳山、公州、昌寧で戦闘発生。

鳳山
立花統虎(後の宗茂)、小早川隆景除去。
義兵強し!
このゲーム、ほとんど武将のキャラクター性がない。
加藤清正と島津義弘のみ戦闘力2で、あとは全て1。

ターン終了時
黄海道が日本支配になったため、両軍4エリアずつ支配。
どちらにもVPは発生しない。
明軍は、女真族を活性化させたため、-1VP。
トータルで明軍+1VP。

プレイ上の注意
戦闘解決時、戦列を作って敵味方の組み合わせを決める。
このときマップから別の場所に移すので、地形効果(山地・河川)を忘れやすい。
 
コメント
加藤清正や島津義弘の活躍の裏には、毛利輝元の地道な補給路維持活動があったのだ。
ちょっと見直した。
影が薄いとか言ってごめんなさい。

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