『ポエニ戦争』の次回対戦に向けて気分を盛り上げるべく、映画『ハンニバル』(1959)を観る。
冒頭のナレーションで「ローマ帝国(Roman Empire)」という語が出てきたので、「まだ共和政だろ」とお約束のツッコミを入れる。
物語はアルプス越えから始まる。
ロケとセットを組み合わせているのだが、ゾウが出てくるのはセットの場面のみ。
「ゾウが雪をかき分けて進むシーンが撮りたいんだよ」
「そんな寒いところにゾウを連れて行ったら可哀想だろ!」
という遣り取りがあったのではないかと推測する。
イタリアに侵攻したハンニバルは、"ローマの盾"ファビウスの姪・シルヴィアと恋仲になる。
愛のため、国も家族も捨ててハンニバルのもとに奔るシルヴィア。
だが「ハンニバルはローマ女に骨抜きにされた!」と、部下のひとりがシルヴィア殺害を企てる。
殺害方法は、ゾウの暴走。
なんだその不確実な方法は。
案の定失敗するのだが、ハンニバルはその部下を処罰しない。
敵国の女の殺害未遂は不問に付すとしても、ゾウを暴走させたことは厳正に処断しなければいかんのではないか。
話がそれたが、カルタゴ軍は次々にローマ軍を打ち破り、ついにカンナエの戦い。
パオーン!と鳴き声は響くのだが、やはりゾウは登場しない。
「ゾウがローマ兵を蹴散らして踏みつぶすシーンが撮りたいんだよ」
「野外ロケでゾウを暴れさせたら危ねえだろ、死人が出るぞ!」
冒頭のナレーションで「ローマ帝国(Roman Empire)」という語が出てきたので、「まだ共和政だろ」とお約束のツッコミを入れる。
物語はアルプス越えから始まる。
ロケとセットを組み合わせているのだが、ゾウが出てくるのはセットの場面のみ。
「ゾウが雪をかき分けて進むシーンが撮りたいんだよ」
「そんな寒いところにゾウを連れて行ったら可哀想だろ!」
という遣り取りがあったのではないかと推測する。
イタリアに侵攻したハンニバルは、"ローマの盾"ファビウスの姪・シルヴィアと恋仲になる。
愛のため、国も家族も捨ててハンニバルのもとに奔るシルヴィア。
だが「ハンニバルはローマ女に骨抜きにされた!」と、部下のひとりがシルヴィア殺害を企てる。
殺害方法は、ゾウの暴走。
なんだその不確実な方法は。
案の定失敗するのだが、ハンニバルはその部下を処罰しない。
敵国の女の殺害未遂は不問に付すとしても、ゾウを暴走させたことは厳正に処断しなければいかんのではないか。
話がそれたが、カルタゴ軍は次々にローマ軍を打ち破り、ついにカンナエの戦い。
パオーン!と鳴き声は響くのだが、やはりゾウは登場しない。
「ゾウがローマ兵を蹴散らして踏みつぶすシーンが撮りたいんだよ」
「野外ロケでゾウを暴れさせたら危ねえだろ、死人が出るぞ!」
「仕方ない、別のシーンでゾウを暴れさすか」
などという経緯で、シルヴィア殺害計画に駆り出されたのではあるまいか。
カンナエの戦いに勝利したハンニバル。
だがカルタゴ本国は、十分な増援を送ってくれない。
代わりに、ハンニバルの妻と息子を送ってきた。
シルヴィアは、ショックを受けてローマに戻ってしまう。
ハンニバル、妻子がいることを隠していたのか?
カッコ悪いぞ!
シルヴィア、国と家族を捨てるほどの愛はどこへ行った?
ローマに戻ったら処刑されるんだぞ!
故国にも恋人にも見捨てられたハンニバル。
しかし不毛な戦いはまだまだ続くのだった...というところで終幕。
もちろんスキピオは出てこない。
何か却って盛り下がってしまったな...
などという経緯で、シルヴィア殺害計画に駆り出されたのではあるまいか。
カンナエの戦いに勝利したハンニバル。
だがカルタゴ本国は、十分な増援を送ってくれない。
代わりに、ハンニバルの妻と息子を送ってきた。
シルヴィアは、ショックを受けてローマに戻ってしまう。
ハンニバル、妻子がいることを隠していたのか?
カッコ悪いぞ!
シルヴィア、国と家族を捨てるほどの愛はどこへ行った?
ローマに戻ったら処刑されるんだぞ!
故国にも恋人にも見捨てられたハンニバル。
しかし不毛な戦いはまだまだ続くのだった...というところで終幕。
もちろんスキピオは出てこない。
何か却って盛り下がってしまったな...